【百体庚申(ひゃくたいこうしん)/しだれ桜】
左右に55体ずつ、計百体の石仏が並ぶ「百体庚申」。その静かな石仏の列のそばに寄り添うように咲く一本のしだれ桜は、苔むした石仏の古い佇まいと見事に調和し、まるで時がゆっくりと流れる別世界のような景色をつくり出す。春になると淡い花が風に揺れ、歴史の深さと自然の美しさがひとつに溶け合う、豊丘村でも特に印象深い隠れた名所です。
【林里若宮(はやしさとわかみやのしだれざくら)/しだれ桜】
熊野神社の横に静かに佇む、林里若宮のしだれ桜。大きく枝を広げる壮大な姿は、思わず足を止めて見上げたくなる存在感を放つ。春になると淡い花が風に揺れ、神社の静けさと調和しながら、里山にやさしい彩りを添える。豊丘村でもあまり知られていない、まさに“隠れた銘木”と呼ぶにふさわしい一本桜。
【笹見平(ささみだいら)/しだれ桜】
樹齢四百年以上、枝張り十五メートルの大樹が静かに立つ笹見平のしだれ桜。長い年月を生き抜いた幹は堂々と風格をまとい、春になると無数の花が滝のように流れ落ちる。山里の静寂に包まれながら、訪れる人を優しく迎え入れる姿はまさに天然記念物の名にふさわしい一本桜。豊丘村が誇る、時を超えて咲き続ける春の象徴。